EU域外に居住しフランスを訪れる旅行者は、現在では英国の方も含め、20%の税金の還付を申請して免税ショッピングを楽しめます。お得に買い物をして自分へのご褒美を見つけるなら、世界のファッションの中心、パリほどふさわしい場所はありません!
旅行者向けの税金還付の仕組み
フランスで旅行者が税金の還付を受ける方法は2つあります。店員に必要な書類を用意してもらえるよう、買い物のたびに支払う前に方法を決めておきましょう。
還付は次のいずれかの方法で申請できます。
1)購入した店舗を通じて申請。パスポートを提示すると、店舗のVAT還付書類が発行されます。ただし、手数料は高めです。
または、
2)Airvatなど、認可を受けた税金還付事業者へ直接申請。この場合は店員にパスポートを見せず、Airvat宛ての法人名義の請求書を依頼します。低い手数料でサービスを利用できます。
方法1:購入した店舗を通じてVAT還付を受ける
VAT還付に対応する店舗は、通常、提携する還付事業者を利用しています。会計時にパスポートを見せると、店員がその事業者の還付書類を発行します。
各還付書類には、フランス語の正式名称で「Bordereau de vente à l’exportation」と記され、発行した事業者の名前とロゴが載っています。実際に還付金を支払うのも、その会社です。
店舗と提携事業者の双方が手数料を受け取るため、必ずしも明示されないさまざまな控除の後、戻ってくる金額は元のVAT額より30~50%少なくなることがあります。
店舗ごとに提携事業者が異なるので、複数の還付書類を受け取ることも多いでしょう。承認手続きと支払いについて、それぞれの事業者の案内に従う必要があります。旅行後に複数の入金を確認しなければならない場合は、特に分かりにくくなりがちです。
免税ショッピングに対応する店舗が発行した還付書類の例
方法2:アプリでVAT還付を受ける
近年、サービス向上のため、フランス税関はAirvatをはじめとする複数の還付アプリ事業者を認可しました。
アプリ型の還付事業者は通常、特定の小売店と提携していないため、手数料を大幅に抑えられます。Airvatの手数料は明確な20%で、隠れた費用はありません。そのため、免税対象の買い物ごとに購入額の13%強が戻ります。一般的なAirvat利用者は、店舗のサービスを使う場合と比べて平均で2倍の還付を受けています。
Airvatを使う場合は、店舗の還付書類が発行される混乱を避けるため、店員に「タックスフリー」と言ったり、パスポートを見せたりしないほうがよいでしょう。代わりに、Airvat宛ての法人名義の請求書を必ず依頼してください。
VAT還付アプリなら、異なる店舗での買い物を1枚の還付書類にまとめられます。買い物を終えると、Airvatが全購入品を含む書類を自動作成します。出国時はその1枚を承認してもらうだけなので、複数の事業者や手順に戸惑うことがありません。
還付アプリはオンラインショッピングでも同じように使えます。旅行前に注文し、友人宅やホテルへ届けてもらうことも可能です。翌日無料配送や店頭受け取りに対応するショップも多いので、ぜひ活用してみてください。
VAT還付用にAirvat宛てに発行されたAppleの請求書の例
VAT還付に必要な最低購入額
購入した店舗を通じて還付を申請する場合、1回の購入額が100ユーロを超えている必要があります。
一方、Airvatのようなアプリでは、対象商品の総額が100ユーロを超えれば、異なる店舗での個々の購入額はいくらでも構いません。これも大きなメリットです。
フランスで免税購入できる商品
商品は個人使用のために購入し、購入から3か月以内に自分の荷物に入れて自国へ持ち帰る必要があります。
よく購入される対象商品には、ファッション小物、バッグ、ジュエリー、化粧品、腕時計、衣類、携帯用電子機器、お土産などがあります。
フランスまたはEUから出国する際、商品は未使用で元の包装に入っており、税関の検査に提示できる状態でなければなりません。
空港での手続きとPABLO端末
出発地には早めに到着し、税関または税金還付(フランス語で「détaxe」)の案内に従ってPABLOセルフサービス端末を探しましょう。フランスの国際空港や主要駅に設置されており、パリ北駅のEurostarエリアやカレーのEurotunnelターミナルにもあります(PABLO端末設置場所の公式一覧)。
パリ北駅EurostarターミナルのPABLO還付端末
荷物を預ける前に、すべての還付書類の承認手続きを済ませてください。PABLO端末で書類右上のバーコードを読み取るだけです。Airvatなら、スマートフォン画面上のバーコードを直接読み取れます。
通常、画面に緑のチェックマークが表示され、電子承認が完了します。ただし高額品などの場合、還付を承認する前に、税関職員による書類と商品の確認を求められることがあります。
フランスのPABLO端末による電子的な税関還付承認
フランスがEUからの最終出国地ではない場合
フランス以外の国から最終的にEUを出る場合や、フランスの主要国際空港・駅以外から出国する場合(一部の道路国境など)は、バーコードを読み取れるPABLO端末がありません。そのため、印刷した還付書類に税関のスタンプを押してもらう必要があります。
- 店舗の還付書類は、発行事業者の案内に従ってください。通常は原本を空港の郵便受けに投函するか、事業者へ郵送します。
- Airvatの書類なら、スタンプのある原本の写真をアプリにアップロードするだけです。ただし高額の申請では、原本の郵送をお願いする場合があります。
還付金の受け取りと空港での現金還付
還付金は店舗で購入時に指定したクレジットカードまたは銀行口座に支払われます。Airvatをご利用の場合は、アプリで指定した受取先に支払われます。
通常、書類の承認後すぐに空港で現金還付を受けられます。ただし追加手数料や不利な為替レートによって、受取額がさらに10~20%減ることがあるので注意しましょう。
追加料金を払えば、出国前に還付金を前払いで受け取れる場合もあります。それでも出国当日に空港で通常の承認手続きが必要です。手続きをしないと、前払い額と違約金がクレジットカードに請求されます。
余分な費用がかかるため、出国前の前払いと空港での現金還付はおすすめしておらず、Airvatでも提供していません。その代わり、書類の承認から1週間以内に、予期しない控除や為替レートへの上乗せなしで、指定口座へ直接還付金を支払います。
フランスで戻ってくるVATはいくら?
フランスの標準VAT(フランス語では「TVA」)税率は20%です。ただし、小売店や認可事業者が処理手数料を取るため、税額の全額が戻るわけではありません。Airvatで実際に受け取れるのは、商品価格の13%強です。
受取額を正確に理解するため、事業者の細かな条件を必ず確認しましょう。フランスのVAT還付額の計算方法はこちらの記事をご覧ください。
免税ショッピングを楽しんでください!




